Project

ya_kansuji

0.03
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No release in over 3 years
Pure ruby library of Japanese kansuji. Bi-directional convert support between number and kanji string.
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Development

>= 1.9
>= 10.0
>= 3.0
 Project Readme

YaKansuji - もう一つの (やりすぎ) ruby 漢数字ライブラリ

Gem Version Build Status Coverage Status Maintainability Codacy Badge

Yet another (ultimate) Japanese Kansuji library for ruby.

YaKansuji は ruby 用の日本語の漢数字ライブラリです。 和暦ライブラリの wareki から派生していますが、アラビア数字混じりの漢数字表記など、もう少し多彩な表現を数値と相互変換することができます。

現状のサポートは日本語で万進な10進数だけです。歴史的に使われたことのあった万万進や他の漢字圏の漢数字はサポートしていません。

機能

  • 読み取り: 以下の混在したテキストを数値に変換出来ます
    • 漢数字 (二万三千五百六十七)
    • 全角数字 (1234)
    • 単位なし / ゼロ (一六九〇)
    • 位取り (2億0010万 / 千〇〇二)
    • 大字 (千皕卅肆)
    • カンマ表現 (12,345 / 5億3,456万 / 二万、五十)
  • 数値から漢数字, 漢字混じり数値文字列フォーマット
    • 複数のビルトインフォーマッタ
    • フォーマッタプラグイン機構
  • (オプション) 標準の String, Interger クラスの拡張

インストール

Gemfile に以下のようにして、bundle を実行するか、

gem 'ya_kansuji'

もしくは gem コマンドで直接インストールしてください。

$ gem install ya_kansuji

使い方

読み取り (漢数字 → 数値)

YaKansuji.to_i に文字を渡すと数値に変換できます。読み取りに関してはオプションはありません。

YaKansuji.to_i("一〇二四") # => 1024

フォーマット (数値 → 漢数字)

YaKansuji.to_kan に数値を渡すことで、漢数字や漢字混じりの文字列に変換します。

YaKansuji.to_kan(12345)  # => 一万二千三百四十五

このさい、2つめの引数にシンボルを渡すことにより、フォーマッタを切り替えることができます。

YaKansuji.to_kan(12340005, :simple)  # => "千二百三十四万五"
YaKansuji.to_kan(12340005, :gov)     # => "1234万, 5"
YaKansuji.to_kan(12340005, :lawyer)  # => "1,234万5"
YaKansuji.to_kan(12340005, :judic_v) # => "一二三四万〇〇〇五"
YaKansuji.to_kan(12340005, :judic_h) # => "1234万0005"

現在あるフォーマッタは以下のとおりです。

  • simple - 標準 (例: 千二百三十四万五)
  • gov - 「公用文作成の要領」方式 (100億, 30万円 / 5,000)
  • lawyer - 行政司法協会方式 (1,200億 / 2億58万6,300)
  • judic_v - 裁判判例縦書き方式 (一二万〇〇五六)
  • judic_h - 最高裁判例横書き方式 (5万0539)

独自フォーマッタ

YaKansuji#register_formatter を使うと独自のフォーマッタを登録できます。 #call を持つ任意のオブジェクトもしくはブロックを渡します。第1引数に数字、第2引数にオプションが渡ります。

YaKansuji.register_formatter :hoge, -> (num, opts = {}) {
  if num == 0;    ""
  elsif num == 1; "いち"
  elsif num == 2; "に"
  else;           "たくさん"
  end
}
YaKansuji.to_kan(2,   :hoge)   # => "に"
YaKansuji.to_kan(123, :hoge)   # => "たくさん"

標準クラス拡張

標準では YaKansuji の特異メソッドを直接呼ぶことで使用できますが、短く書く場合、必要応じてビルトインクラス (String, Integer) の拡張を使うことができます。

クラス拡張では String#to_i を置き換え、 Integer#to_kan を追加します。 拡張の方法は、Refinements と直接拡張の好きな方を選択できます。

Refinements による拡張

YaKansuji::CoreRefine を using すると、 String#to_i を置き換え、 Integer#to_kan を追加します。

puts "二万".to_i     # => 0

using YaKansuji::CoreRefine

puts "二万".to_i     # => 20000
puts 20000.to_kan   #= > "二万"

ちなみに、 to_i に base が渡された場合は、漢数字が解釈されずにビルトインクラスのものが呼ばれます。

using YaKansuji::CoreRefine

puts "12万".to_i      # => 120000
puts "12万".to_i(16)  # => 18

メソッド上書き

Refinements を使わずに、全域でビルトインクラスを上書きしたい場合は ya_kansuji/core_ext を読み込んでください。これは破壊的にコアライブラリのメソッドを置き換えるため、影響範囲に注意して下さい。 上書きや提供されるメソッドは Refinements と同じです。

require 'ya_kansuji/core_ext'

bundler を使っている場合は、 Gemfile 中で以下のようにできます。

gem 'ya_kansuji', require: 'ya_kansuji/core_ext'

Contributing

Bug reports and pull requests are welcome on GitHub at https://github.com/sugi/ya_kansuji.

License

The gem is available as open source under the terms of the MIT License.

Author

Tatsuki Sugiura sugi@nemui.org